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2001 season 実体験レポート

世界のゲレ食評論家「吉田知弘さん、澄子さんご夫妻」の旅行記
パッソ ステルヴィオ Summer Ski in Italy
埼玉県・東松山市出身/吉田 知弘、澄子 

[ 目 次 ]
パッソ・ステルヴィオ
第1日目のゲレ食ランチ
第2日目のゲレ食ランチ
ステルヴィオへのアクセス
  
・ボルミオからの道のり
  
・スイス側からの道のり
ゲレ食評論家夫妻の紹介

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夏のリヴィーニョ・トレッキング
真っ赤な列車ベルニーナ急行
とても仲の良いゲレ食評論家夫妻、
吉田知弘さんと澄子さん。

 
パッソ・ステルヴィオ

パッソ ステルヴィオ
Passo Stelvio/Stilfserjoch

 パッソ・ステルヴィオ(ドイツ語名・スティルフセルヨッホ)。イタリアは、限りなくスイスとの国境に近くにあり、ステルヴィオ国立公園の中にあります。毎年6月になるとオープンし11月にクローズするという、冬以外に営業する珍しいスキー場で、ヨーロッパで最も大きな夏スキー場として有名です。各国のナショナルチームの選手も練習に来るとかで、私が行ったときにもスウェーデンのアルペンスキーのナショナルチームの選手が来ていました。(駐車場に、ナショナルアルペンスキーチームと書いてある真っ黄色のスウェーデンカラーのアウディがあったので、すぐ分かりました。) 

 標高2760メートルの麓の駅から、ロープウェイをを2つ乗り継ぐと、ゲレンデに出ることができます。さっきまで夏の風景だったのに、ここは、真っ白! ロープウェイが2本にJバーリフトが8本。一番標高の高いところは3400mで、標高差は700m。
雄大な景色のせいか、数字から見るデータに比べて、広く感じます。

 上の写真は、ゲレンデに出るロープウェイ駅から降りたところから写した写真です。ちなみに、ベンチに座っている彼女は翌日も同じ所にいて、もっぱら日光浴専門のようでした。
ゲレンデに出るロープウェイ駅から降りたところから写した写真です。ちなみに、ベンチに座っている彼女は翌日も同じ所にいて、もっぱら日光浴専門のようでした。

 質はその日の天気によりますが、私が行った日の朝は、真冬並に硬かったです。聞くところによると、8月だというのに、前の日は1日中雪だったらしい。「どうして真夏なのに、こんなに硬いの〜!うれしいっ!」とレンタルのフィッシャーの板でがんがん飛ばしました。うーっ、板もこの硬い雪質にあって、踏めば踏むほど板が走る。最高。

 ここは標高が高いので、体調が悪かったり、寝不足だったりすると、頭痛がしたり、息が苦しくなったりという高山病になってしまいます。苦しくなったら、水分をとったり、標高の低いところに降りたりして、休みましょう。

 
第1日目のゲレ食ランチ

 さて、お待ちかねのゲレ食です。標高3000メートル、日本では、こんな標高が高いところではろくなものが食えない、というのが定説ですが、果たして、イタリアの高い山のレストランはどんなものを用意してくれるでしょうか。見ると、スキー場にホテルは10軒あるが、どれも古めかしくて、外観だけ見ると、お世辞にも素敵なホテルとは言えない。やはり、イタリアでも標高が高いと、ろくなホテルじゃないのかなあ、と行く前はあまり期待していなかったのですが・・・

 この日の昼食は、ロープウェイ駅の近くにある、4ツ星ホテルのホテル・トエニ3000でとることにしました。トエニとは、イタリアの往年のスキーヤーで、アルベルト・トンバのコーチもしていたグスタボ・トエニのことでしょう。

 ここで昼食をとることにした訳は、去年ゴールデンウィークにスキーに行った時に、プレセーナ氷河スキー場で会ったご夫婦に、ゲレンデで会ったのです。むこうもびっくり、こちらもびっくり。(そのご夫婦もI.S.C.に手配してもらったそうです。I.S.C.がとりもつ不思議な縁・・・)偶然の再会を記念して、お昼を一緒にとることに。ご夫婦が宿泊されているホテル・トエニの昼食がおいしい、と伺ったので、ご一緒させていただくことにしました。

ゲレンデを滑り降りてきたところにホテル・トエニ3000がある

 ホテル・トエニの見た目は、これが4ツ星?と首をひねりたくなるようだが、ホテルの玄関を1歩入ると、あらまあ、とても素敵なホテル。さらに、案内されてレストランに進むと、テーブルクロスがかかっていて、給仕はちゃんとタキシードを着ている。ごめんなさい。建物で判断してはいけません。


上の写真はマッケローニmaccheroni。
トマトとチーズの味です。



セコンド(2番目の皿)は、
Salsicciaサルシッチャ、ソーセージです。
日本で食べるのよりも、味が濃くて、ハーブと塩が利いている。
付け合せのジャガと芽キャベツがおいしいのも、
付け加えさせていただきたい。


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